どうも。いつもお世話になっております。べたです。
今日は物語を始める前に、うれしい報告が2つあります!
まず1つ目!
昨日更新した「ストレス姫」
過去一のアクセスと反響があり、感謝でいっぱいです!!
「ストレス姫」の記事はこちらから↓
そして2つ目!!
既にお気づきになった方もいるかもしれませんが
プロフィール画像が変わりました!!!

大学とダンスの後輩「すー」に書いて頂きました!!
めっちゃうまい!ほんとにありがとう!!!
絶対イラストレーターなったら売れる子です!もしなった時にはこのブログで紹介します!!
さて、今日のお話いきます!
私が生まれた星は、個性がとても重要視される”個星”だった。
しかし私には「個性」の出し方が分からない。
この星で生き残るために必要な「個性」を手に入れる”私”の物語。
今回は「個性」について。3分で読めます。それではスタートです。
目次
- 私と個性
- 個性丸出しブロガー猿
- う
- あとがき
1.私と個性
2050年。
私は個性を大事にする、この星「地球」に生まれた。
数十年前はそこまで注目されてなかったらしいが、この時代になって「個性」がない人達はロボットと共に働く以外の選択肢が無くなっているらしい。
右にならえでは、生きる幅が狭まるのだ。
現在”私”は17歳。そろそろ進路を決めなければならない。
しかし”私”には個性が無い。
無いというよりは、自分の個性が何なのか分からないのである。
父も母も、すでに私の友達も、自分の個性を見出しているのだ。
“私”は個性を見出せず、迷っていた。
少し前の時代に生まれたら良かったとも思っていた。
そしたら「みんなと同じでいいや」で生きていけたのに。
2.個性丸出しブロガー猿
“私”は悩んだ末にインターネットを使い「個性」について調べていた。
すると「個性丸出しブロガー猿」というブログに行き着いた。

内容もとても面白く、一度話を聞いてみたい思ったので連絡を入れると会ってくれるという。
素性も知らない人に会うのは怖かったが、それよりも自分の「個性」を見つけたかった。
約束の日になり、待ち合わせていたコインランドリーで猿を待つ。
なぜコインランドリーなのかと聞くと「それも個性っしょ」という一言で片付けられた。
自動ドアの開く音がした。

約束してた”私”さんいるっしょ?!
声がでかいし、どこかで聞いた事ある挨拶だ。

猿は”私”を見つけると、驚くほど小刻み歩み寄ってきた。気持ち悪い。
3.う
お話を聞きたくて……

猿は両手で大きくマルの形を作った。

え、でもパクリじゃないかな。。
と思いつつもオブラートに包んでこう言った。
そんな挨拶してた気が……

猿はニヤリと笑うと、また両手で大きくマルの形を作った。

個性ってそういう事っしょ!!!
明らかに困惑してる”私”を見て、猿は「個性」と「パクリ」についての説明を始めた。
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「個性」とは自分の特徴などを活かして、それを前面に出す事である。それが人との差別化となり、その「個人」として見られるようになる。
しかし、中にはこれといった特徴も無く、どうしようもないと悩んでいる人もいる。
そして猿は、地震のことを後者の方だと言った。
特技や特徴が無い人は世の中には腐るほどいる。
だが、それは「パクリ」によって解消する事もできる。
「パクリ」と聞くと、「それって個性じゃ無いじゃん」と言う声が飛び交うが、実はそうでは無いと猿はいう。
猿曰く
人間なんてパクリの産物。
言葉のチョイスも喋り方も親のパクリ。
髪型・服装だって誰かのパクリ。
そもそもが「パクリ」で出来ている。
そして、こういった
パクリの集大成が人の個性を作っている。
パクって見て、違かったら辞める。自分に合ってたら使う。
そんな事を繰り返してくと、それが「個性」になる。
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“私”は納得した。
(猿の挨拶と語尾は合ってないと思ったけど)
なんでもいい。まずは何かをパクろうと。
そう決めると少しだけ気持ちが軽くなった。
今の”私”には「個性」がない。
——でもそれは、これから何にでもなれるということなんだ。
4.あとがき
今回は短めの物語にしてみました。
昨日の「ストレス姫」で頂いたアドバイスを元に、少しずつ改良をしているつもりです。
僕はこれからの世界は「個性」を求められるんじゃないかなー。と思ってます。
そして「”個性”って何だろう」と思った結果、「パクリ」に行き着きました。
僕自身、「ブロガー」「ライター」「ダンサー」のパクリとかで構成されていますし。笑
(他にもいっぱいあるけどね)
賛否はあると思います。でもあくまで僕の偏見という名の考えなので悪しからず。
結構面白いですよ、 何かを「パクる」のって 。
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